BEAの報告によると、実質所得は減少しているが、個人消費はいずれにせよ急増している。インフレ率はほぼ予想通りだが、FRBが望んでいるよりははるかに高い。
個人所得と支出(2024年2月)
BEAが発表した2024年2月の個人所得・支出報告には、FRBが次回会合で利下げを行うべきことを示唆するものは何もない。
- 2月の個人所得は665億ドルの増加(前月比0.3%増)
- 可処分所得(DPI)は、個人所得から個人住民税を差し引いたもので、503億ドル(0.2%)増加
- 個人消費支出(PCE)は1,455億ドル(0.8%)
- PCE価格指数は0.3%上昇。食品とエネルギーを除いたPCE価格指数は0.3%上昇。
- 2月の実質DPIは0.1%低下。
- 実質PCEは0.4%増加し、財は0.1%増加、サービスは0.6%増加。
FRBは2.0%のインフレを望んでいる。月0.3%×12ヶ月では、2.0%には届かない。
分析をどう捻じ曲げるかは自由だが、数学を捻じ曲げることはできない。
実質所得と支出の増減率

名目支出は0.8%増、実質支出は0.4%増だった。これはPCEインフレがレンジの高い方であったことを示唆している。
小数点第1位を四捨五入すると、PCE価格指数の前月比0.3は0.25~0.34の範囲となる。
1月のPCE価格指数は121.906。2月は122.312。これは月間で0.333%の上昇であり、高い方である。これを12倍すると、年間4.0%の物価上昇率となる。
これはFRBの利下げを支持するものではない。
アパートメント・リスト、2ヶ月目の家賃値上げを報告
昨日、アパートメント・リストが2ヶ月目の家賃値上げを報告したと書いた。
また、ケース・シラー全米住宅価格指数が過去最高を記録にも注意してほしい。
ケース・シラーは今週、1月の住宅価格データを更新した。主なチャートと、なぜ価格が上昇しているのか下落しているのかを見分けるのが難しい理由についての考察を紹介する。

FRBは6月に利下げを行ないたいと考えており、市場もそれを期待している(FRBの顎芝居のおかげで)。
パブロフの犬のように、市場は利下げに歓喜している。



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