ソース:https://x.com/fns_francis/status/1930361345721151755
軍が陣地を維持、市場が変動。
アサド政権崩壊後のシリアに2万人規模の軍隊を駐留させているトルコは、平和維持活動を行っているわけではありません。これは経済戦略の一環です。シリア軍を訓練し、戦後の復興を支援することで、アンカラはリラの次の戦場、すなわち貿易の影響力、制裁の緩和、地域における影響力を確立しようとしています。
金融のリセット:シリアの復興は慈善事業ではありません。これは、トルコの建設会社、サプライ・チェーン、労働市場にとって刺激となるものです。制裁が解除されたままなら、トルコの輸出品はダマスカスに自由に流入し、不安定な国内経済に活力をもたらすでしょう。しかし、リスクもあります。防衛予算はそれ自体で賄えるものではありません。この状況が長引けば、国内成長のエンジンから資金が流出し、経済に悪影響を及ぼす可能性があります。
通貨のシグナル:貿易の拡大はドル収入の増加につながります。トルコ企業がシリアの契約で大きな成果を上げれば、リラに安定感がもたらされるでしょう。しかし、その影響は両刃の剣です。貿易の利益で軍事費の増加を補えない場合、予算の穴とリラ安が懸念されます。
地政学的なチェス盤:トルコのパワープレイは経済だけではありません。イスラエルとの対立回避交渉、イランとの競争、クルド人地域への影響力行使など、すべてはポジション取りです。エルドアン大統領はシリアの再建だけでなく、トルコの国際的な地位の再構築を目指しています。
将来のシグナル:再建のストーリーが維持されれば、トルコは輸出を通じてリラの安定化を実現できる可能性があります。しかし、過度の拡張は影響力をインフレに転化させるリスクがあります。



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