アイルランドの某サイトで、カトリック修道女が運営する未婚の母親のための施設で死亡した約800人の赤ちゃんと子供の遺体が埋葬されていると当局が推測する下水処理槽の発掘作業が開始されました。
地元の歴史家、キャサリン・コーレス氏はスカイニュースに、多くの乳児の遺体は、ゴールウェイ州トゥアムの小さな町にある旧施設内の「ピット」と呼ばれる汚水池に投棄された恐れがあると語りました。
コーレス氏の調査によると、1925年から1961年に施設が閉鎖されるまでに、合計798人の子供たちがこの施設で死亡し、そのうち2人だけが近くの墓地に埋葬されました。


残りの796人の子供たちの遺体は、1971年に解体され、現在は近代的なマンションに囲まれているBon Secours Mother and Baby Home(ボン・セクール・マザー・アンド・ベイビー・ホーム)の跡地の下にあると考えられています。
Bon Secoursは、地元では「ザ・ホーム」として知られ、カトリックの修道会によって運営されていた、未婚の母親とその子供たちのための産院でした。
未婚の妊娠した女性は、出産のために施設に送られ、1年間無給の労働を課せられました。
彼女たちは生まれたばかりの子供たちから引き離され、多くの場合、家族の同意を得ることなく、修道女たちによって養育され、養子に出されました。
Bon Secoursでの悲劇の全容は、コーレス氏の調査によって2014年に初めて明らかになりました。



そしてついに、10年以上が経過した今週、調査チームが法医学調査を開始しました。
乳児の遺体の身元確認、尊厳ある再埋葬、そして生存者たちにある程度の決着をもたらすには、最長で2年かかる見通しです。
「遺体はほとんど残っていないと聞いたので、たとえ指先ほどの量でもかまいません。生後6ヶ月の乳児は、骨よりも軟骨の方がほとんどですから」と、798人の犠牲者の1人と思われる姉を持つアネット・マッケイ氏はスカイ・ニュースに語りました。

彼女の母親、マーガレット・「マギー」・オコナーは、17歳のときにレイプされ、その家でメアリー・マーガレットという女の子を出産しました。
その子は生後6ヶ月で亡くなりましたが、母親は修道女からそのことを聞かされるまで知りませんでした。
「彼女は洗濯物を干していたところ、後ろから修道女が近づいてきて、『あなたの罪の子供は死んだ』と言ったのです」と、現在イギリスに住むアネットは語っています。
Bon Secoursは、アイルランドにおける抑圧のネットワークを構成する機関のひとつに過ぎませんでした。その真の実態は、近年になってようやく明らかになってきました。
Bon Secoursで、婚外子を出産して「再犯」した母親たちは、いわゆる「堕落した女性」のための悪名高いアイルランドの施設、Magdalene laundries(マグダレン・ランドリー)に送られました。この施設は、通常はカトリックの修道会によって運営されていましたが、国家の密かな支援も受けていました。
当初、「堕落した女性」という用語は主に性労働者に適用されていましたが、Magdalene laundriesは「誘惑された」女性、強姦や近親相姦の被害者、孤児や家族に捨てられたり虐待された女性や子供たちを受け入れるようになりました。




Magdalene laundriesは、1990年代にようやくその扉を閉ざしました。
アイルランド政府は2014年に正式な国家謝罪を発表し、2022年には補償制度が設立され、これまでに814人の生存者に3,270万ドル相当の補償金が支払われました。
多くのランドリーを運営していた宗教団体は、被害者やアイルランドの司法大臣からのプログラムへの協力要請を拒否しています。



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