- 文明の質
- 文明の性質を決定する2種類の要素
- ①上位要素 セントラルサンの影響
- ② 下位要素 地球のエネルギーラインの影響
- セントラルサンと地球の2要素重畳効果
- リズムに乗る重要性
- 文明の焦点に居る者の役割
- 現在とこれから
- ロスチャイルドの活動拠点はイギリス
- 秘密結社の発祥もイギリス
- 現在は西から東への交代期
- 西の流れの文明の繁栄が崩壊した象徴的出来事
- あり得ない程大きい今回の変化
- これから日本が世界の中心
- 東の文明の流れに繁栄が移った象徴的出来事
- これからの繁栄地における変化
- これからの人類が保有するワンネス意識
- 「ワンネス意識」日本人の集合意識
- ④ 日本人の親切リレーで津波を脱出したドイツ人家族
- ⑤ 3/11震災を通して外人が日本から学んだ10のこと
- 円空間意識
- 「空間場による記憶伝達」
文明の質

文明の性質を決定する2種類の要素

①上位要素 セントラルサンの影響
上位要素 セントラルサンの影響(地軸の傾き方向の変化で影響が変わる)

地球の歳差運動と意識変動
歳差運動による地球軸の傾き方向が、銀河の中心を向く時、私たちの意識はワンネス性が最強になり、銀河の中心から1番遠く離れた時、分離性が最強になります。
したがって、歳差運動の1周期25,776年の間に、意識はワンネスから分離へ、そしてまたワンネスへと変化していきます。
この原理はインドでは「意識変動サイクル:ユガ」として、古くから知られていました。

私たちが知っている文明は、いずれも分離で学ぶ時代でした
今まで説明してきた文明(シュメール ⇒ 前インダス ⇒ インダス ⇒ メソポタミア ⇒ ガンジス ⇒ ギリシャ ⇒ 唐 ⇒ アングロサクソン)の発生時期は、全て地球軸が銀河の中心から遠い時期にあり、分離性の強い時代でした。
したがって、争いの時代が長く続いてきたのです。

(参考)縄文時代は、ワンネス性が強い時代でした
縄文文化の始まりの頃は、最もワンネス性の強い時代でした。
草創期の終わりから早/晩期にかけて分離性の強い時代に入りましたが、後で説明するように日本列島の位置がワンネスのエネルギーラインに位置していたため、上位変化で分離性が強い時代であっても長いこと争いのない愛和な時代を構築することができたのです。

② 下位要素 地球のエネルギーラインの影響
下位要素 地球のエネルギーラインの影響(地球のプレートの動きと関連)

地球にはワンネスと分離の「エネルギーライン」が存在します
地球の大地にはワンネスと分離の2つのエネルギーラインが存在します。
ワンネスのエネルギーラインは東経135度の、ユーラシア・太平洋・フィリピンの3つのプレートが沈み込んでいる位置にあり、分離のエネルギーラインは西経45度の、アメリカとユーラシアを遠ざけるようにプレートが働いている位置にあります。
つまり、2つのエネルギーラインが地球の表裏に対で存在しているのです。
これは、宇宙の陰陽の原理が地球という惑星に現れたものです。
東度45度のシュメールの地はその中央にあり、ワンネスと分離のバランスを保つ場です。
そこから東西に進むにつれ、その場のワンネスと分離の性質が深まっていきます。
地球にはワンネスと分離の「エネルギーライン」が存在します
地球の大地には、ワンネスと分離の2つのエネルギーラインが存在します。
ワンネスのエネルギーラインは東経135度の、ユーラシア・太平洋・フィリピンの3つのプレートが沈み込んでいる位置にあり、分離のエネルギーラインは西経45度の、アメリカとユーラシアを遠ざけるようにプレートが働いている位置にあります。
つまり、2つのエネルギーラインが地球の表裏に対で存在しているのです。
これは、宇宙の陰陽の原理が地球という惑星に現れたものです。
東経45度のシュメールの地はその中央にあり、ワンネスと分離のバランスを保つ場です。
そこから東西に進むにつれ、その場のワンネスと分離の性質が深まっていきます。

文明の西回りと東回りで性質が異なる理由
文明の西回りと東回りは、お互いに正反する一対のスピンです。
西洋の歴史が西回り、東洋の歴史が東回りであり、それが相互に作用して進んでいきます。
東回りの文明は、ワンネスのエネルギーラインの方向へ移動していくので、ワンネス性が顕れ、精神的な文明を発展させます。
一方、西回りの文明は、分離のエネルギーラインの方向へ移動して行くので、分離性が顕れ、その結果、化学・物質文明を発展させます。
つまり、地球のエネルギーラインが西洋的・東洋的なものの質の違いを作り出しているのです。

(参考)ムー・レムリア・縄文はワンネス、アトランティスは分離
有史から更に遡って東経45度 ⇒ 西経135度までのワンネス優位領域(図赤の領域)の古い文明には、ムー(インド洋という説もあるが)、その後のレムリア、日本の縄文文化などがあり、それらは精神性を貴ぶ平和な世界を構築していました。
日本が、18,000年という、長期に渡って愛和な縄文文化を続けてこられたのは、日本列島がワンネスのエネルギーラインの真上に存在していたからです。
また、レムリアと重なる時期にアトランティスが存在しており、それが分離性優位領域(上部の青の領域)に存在していたため、物質文明を発展させた挙げ句、自らを滅ぼしたことが知られています。

セントラルサンと地球の2要素重畳効果
セントラルサンと地球の2要素重畳効果による文明の質の変化

東の流れは分離優勢なれども、西回り程ひどくはない
東回り文明は、上位の影響が分離優勢ではあるものの、下位の影響がワンネス優位の方向へ向かっていて、上位の影響を下位が打ち消すように働いているので、次に述べる西回り程ひどい分離状態にはなっていません。

西の流れはとてつもなく分離優勢の状態
西回りの文明は、上位の影響が分離優勢、かつ下位の影響が中立から分離の位の方向へ向かっていて、上位下位ともに分離が重なっている状態なので強い分離の性質を示し、それ故、各文明とも、今に至るまで争いの歴史が続いてきたのです。

リズムに乗る重要性

リズムに乗る重要性
いかに栄えた文明といえども、このリズムに逆らうことは出来ません。
それで、シュメールの叡智の保持者たちがやっていたことは、衰退の時期が来た時には、その文明を闇雲に延命させることはせず、自然なる衰退に任せ、自分たちは、次の文明の焦点に移動して、新しい文明を興していたのです。
大体において、権力者は文明周期の終末に際し、最後までそれを維持しようと躍起になるものです。
しかし、寿命を終えた文明は、非建設的にしか活動できず、それを引きずる期間が長引けば長引くほど、文明末期の破壊性は増大します。
そして自らをも、破滅へと追い込むのです。
文明の節目に当たっては、常に捨てることを心掛けるだけでも私たちの人生は向上します。
今、私たちがすべき努力は、旧文明を出来るだけ穏やかに早く収束に向かわせることです。
既得権や、新しい時代に合わない既存の価値観などを捨てることです。

文明の焦点に居る者の役割

焦点の繁栄を独占しないこと
焦点の繁栄は、地球が創り出しているものです。
それは、地球人類への贈り物でもあります。
したがって、焦点の繁栄を我欲のままに独占することをせず、多くの地域世界にその繁栄を享受させることが、焦点にいる者の本来の役割です。
それに反する行為を行えば、必ず反作用を引き起こすことになるでしょう。

現在とこれから

ロスチャイルドの活動拠点はイギリス
現文明を裏から支配している存在たちのリーダー
ロスチャイルドの活動拠点はイギリス

アングロサクソン民族の起点はイギリス
現在の先進国は、英語を国語・公用語とする白人が主流の国々です。
その中心をなすのが、アングロサクソン人であり、「ゲルマン民族大移動」の際に大陸から押し出されるようにブリテン島に渡って来たのが、ゲルマン民族の中の1部族であるアングル族です。
アングル族は、先住民のケルト民族を、スコットランド・ウェールズ・アイルランドに追い出して、今のイングランドの基礎を築きました。
その後、同じゲルマン民族のサクソン族が渡ってきて、2つの部族は有効的に婚姻・融合し、アングロ・サクソン族になります。
アングロサクソン人は、長身、白色の皮膚、碧眼、金髪などの肉体的特徴を持ちます。
ドイツ、オーストラリア、デンマーク、スウェーデン、フランスの一部、バルト3国などもゲルマン民族ですから、民族というくくりでは同じです。

財閥ロスチャイルドの起点はイギリス
後で詳しく説明しますが、ロスチャイルド一族を財閥ならしめたのは、初代ロスチャイルドの三男、ネイサン・メイヤーであり、1804年にロンドンへ移住し、1811年にN・M・ロスチャイルド&サンズを興して、為替手形貿易の銀行家に転じたのが始まりです。
N・M・ロスチャイルド&サンズのシティにおける財政力は、1825年には強大になり、その力でイングランド銀行の通貨発行権を手に入れました。

ロスチャイルドの成功
初代ロスチャイルドには5人の息子がおり、ヨーロッパ各国に分かれて事業を展開していました。
その1人のネイサンは、ロンドンの焦点の力が最大となるタイミングにロンドンに移転しています。
後に、ロスチャイルドが世界的な力を発揮するのは、このロンドンに移転したネイサンが異常なまでの利益を上げたからです。
これ以降、彼らはロンドンを拠点に世界的な権力を確立させました。
アメリカ建国も彼らの力によります。
アメリカ最大の財閥、ロックフェラーも、ロスチャイルドによって育てられました。

ロスチャイルド家系列企業

ロスチャイルド家所有 別荘等

アングロサクソンが世界の中心
- 日本
- タイ
20世紀初頭には、この2国を除いて東洋の84%が、アングロサクソン文明の支配下に置かれた。
この中でも、イギリスの支配圏が1番広かった。
アングロサクソン人が強くて東洋人が弱い結果、という訳ではありません。
たまたま、一時的に宇宙のリズムがアングロサクソンに力を与えたに過ぎないのであり、すべてはその時々の役割なのです。

秘密結社の発祥もイギリス
現文明を裏から支配している秘密結社の発祥もイギリス

秘密結社フリーメイソンの起点はイギリス
フリーメイソンの起源は、1276年に神聖ローマ帝国が、ストラスブールの大聖堂の建築に携わる石工職人のギルドに、労役と税金を免除したことが始まりだというのが定説です。
ギルドには、一種の入門儀礼いわゆるイニシエーションが存在するのが普通ですが、それはあくまでも職人の同業組合の枠内での話です。
17世紀に、薔薇十字運動(ルネサンスに始まり、広く一般大衆に教育を施すことにより、皆が貧困や無知から脱却できる、という啓蒙主義時代にかけて、西欧で起きた秘密結社的な文化運動。ヘルメス主義・カバラ・錬金術の統合によるユートピアの建設を目指した)によって、石工たちのそれとは別に独自のフリーメイソン創りが始まりました。
この石工職人以外の者たちからなる秘密結社を「思弁的フリーメイソン」と呼んで、従来の石工組合の「実践的フリーメイソン」と区別しています。
状況が大きく変わるのは1717年、イギリスの4つのロッジの統合化と中心組織の「グランド・ロッジ」の設立です。
これは、ヨーロッパ中の思弁的フリーメーソンを吸収していき、いわゆる「フリーメーソンの近代化」が起きたのです。
こうした、近代フリーメーソンが、テンプル騎士団(中世ヨーロッパで活躍した騎士修道会。西ヨーロッパ人によって確保されたエルサレムへの巡礼に向かう人々を保護するために設立された)と関連付けられたり、オカルティズム思想と本格的に結びついて、世界を支配する秘密結社として動き出すのです。

現在は西から東への交代期
今、西の流れ、つまりアメリカの繁栄が衰退期に入り、東の流れが繁栄期に入ろうとしている交替の時なのです
衰退の時期には、必ず衰退を象徴する大きな出来事が起きます。

西の流れの文明の繁栄が崩壊した象徴的出来事

アングロサクソン文明の終焉:9.11 同時多発テロ
2001年9月11日に起きた、9.11同時多発テロは、アメリカという焦点の地が、繁栄から衰退へ切り替わった象徴です。
9.11は、ある勢力が演出したものです。
しかし、なぜあのタイミングで起こしたのでしょうか。
それを起こした彼らは、聖なるリズムを知っていた訳ではありません。
彼らは天地のリズムに導かれ、アングロサクソン文明の引き役を演じたのです。
彼らは、今文明の発祥の地と言われるイラク(シュメール)を滅ぼしました。
それも象徴的なことであり、これから始まる新しい文明は、今までの分離意識優位とは異なる文明、つまりワンネス意識優位の文明になることを暗示しています。

あり得ない程大きい今回の変化

これから未曾有のワンネス大変化が始まる
今までの、アングロサクソン文明の質は、①セントラルサンの影響を受ける上位変化は、分離性が徐々に減少するとはいえ、まだ分離性が非常に強い時代、②地球のエネルギーラインの影響を受ける下位変化は、分離性最強地点へ向かう、という具合に、全ての性質が分離に偏った、分離性最強の時代でした。
ところが、これから始まる東経135度以降の文明の質は、今までとは真逆に、①上位変化はこれからワンネス性が強まる方向へ、②下位変化ワンネス性最強、という具合にワンネス性が顕著な時代に突入します。
つまり、その変化は超分離から超ワンネスへの急激なものとなり、人々はめまいを起こす程の、嬉しい変化を体験することになるでしょう。

これから日本が世界の中心
では、東の流れの次の繁栄地はどこでしょうか?
1つ前は、東経112.5度の黄河文明でした。
そこから22.5度東となると、東経135.0度、つまり日本なのです。
この流れが交替した時には、交替の地に、地球の象徴的な変動:大地変動が必ず起こります。

次に来る「東回り」の流れは、東経135.0度の日本
西回りのアメリカ文明が衰退し、東回りの日本文明が勃興し繁栄していく。
これは法則に乗ったものであり、疑いの余地は全くない。

135.0度文明の中心領域はここ
文明の中心領域としては、東に1.4度(22.5度/16)以内であればエネルギーの強いエリアになります。
したがって、そこに含まれる領域は、兵庫、京都、福井、大阪、滋賀、奈良、和歌山、三重、岐阜です。
この、どこかが日本文明の中心地になります。

東の文明の流れに繁栄が移った象徴的出来事

東経135.0度文明の始まり:1995年阪神淡路大震災
シュメールの象徴学の上では、地震というものは未来を示すとともに、エネルギーの充填を意味しています。
阪神淡路大震災は、地球という大地がもたらした未来への啓示でした。
つまり、西から東へと文明がシフトしました、という新たな時の始まりを象徴しています。
この地震は、今後その場を主体に世界的な文化が脈動することを明示しています。

これからの繁栄地における変化

これからの繁栄地における変化
| 現在~2030年 | 日本似西の東洋地域が活気づく。 予想を上回る経済開発がアジア地域で急展開する。 下降する欧米と上昇するアジアの好対照が極端にあらわになる。 既存の経済体制を超えた、アジアらしい変化が民間から湧き上がる。 その民間人のリード役は日本人。 民間人個々の意思でリードしていくが、その背景には常に1つの聖なる意思が働いている。 そして、それらの動きは1つの方向を目指すようになり、新しい文化的変化をアジアに起こす。 その変化は、次第に社会体制にまで影響を与え、国家はそれに従わざるを得なくなる。 |
| 2030年~2048年 | 誰の目にも、東西優位性の交替が明らかになる。 個々の小都市のバランスの取れた共和社会が完成する。この時点で135.0度文明作りのための土台が完成する。 |
| 2048年~2100年 | 全生命が次元上昇する。 日本人が先行してワンネスの超感覚的人間(ワンネス意識対分離意識 = 80対20)に変化し、日本人を中心に世界人類の意識変容・根本能力の開花を促進し、人類のワンネスを達成する。 |
| 2100年 | 「個を超えた型というものが記憶された空間」に人々がつながることで情報の全てを伝え合う新文明を誕生させる。 |
| 2300年~2500年 | 新文明のピーク期間 |
| 2800年 | 新文明が衰退期に入る |

これからの人類が保有するワンネス意識

共通意思の認識(ワンネス意識)
意識変容を終えた人類は、個々の意思の下に「互いにつながり合った1つの意思がある」「自分と他人とは1つなのだ」という認識を明確に持ったワンネス意識状態で活動するようになります。
この共有の意思があることによって、人と人とが争うことのない愛和な時代が築かれます。

「ワンネス意識」日本人の集合意識
元々「ワンネス意識」にシフトしている日本人の集合意識

他人のために悦ぶ日本人
日本人以外の人々は、「自己実現」つまり自分自身がどれだけハッピーになれるか、それしか興味がありません。
ところが日本人は、自分自身のためにやって得られる悦びよりも、他人のために何かをしてあげて他人が喜ぶ、それを見て得られる悦びの方が遥かに大きいことを知っている、ただ1つの民族のように思われます。
これは日本人の集合意識がワンネスへシフトしている証です。

3.11 東日本大震災での被災者の整然とした行動
東日本大震災で一切略奪などを起こさず、整然と並んで買い物をしていた姿が世界中を驚かせましたが、これは他人の迷惑になる行動を決して取らない、日本人の特性が行動に表れたものです。
これは日本人の集合意識がワンネスへシフトしている証拠です。
戦後の日本人の気質は変わったと言われていますが、DNAに書き込まれた日本人特有のワンネス気質は眠っていただけで、いざという時には目を覚ますのです。

3.11 東日本大震災の津波で流された金庫が返還
東日本大震災で、津波で流された、5700個もの金庫が警察に届けられ、23億円近い現金が持ち主に返されたことに、欧米のメディアが驚いています。
イギリスの報道では「日本人の誠実さが証明された」。
アメリカでは「災害の時には略奪が付きものだが、日本ではその逆のことが起きている」と報道しています。
これは「困っている人を騙すような事をしてはならない」という日本人のワンネス意識が働いている証拠です。

④ 日本人の親切リレーで津波を脱出したドイツ人家族

⑤ 3/11震災を通して外人が日本から学んだ10のこと

円空間意識
これから重要になる円空間意識

直線から曲線へ
現在、私たちは西欧型の直線空間場の中で育ち生活しています。
直線空間に人がいると、分離・対立・競争型になり、それ故に理性・分析・判断等の能力や論理的弁論能力が研ぎ澄まされます。
そして、そこに共有意識は醸成されません。
しかし、自然界は曲線を基本にした流動・創造の場であり、直線は不自然なのです。
これからは曲線空間場、特に円空間場の世界が構築されるようになります。
円空間場というのは、元々日本人の祖先が築いていた文化であり、その記憶を取り戻すことから、新文明の第1歩が始まります。

円空間による共感意識
縄文の祖先は空間を主体に物造りを行い、村造りを行っていました。
そして、建物やそれらの配置を全て円形に造ったのです。
住居は円形を基本にし、その中央に聖なる中心を配置しました。
村全体も円形に配置され、その中央に祭りの場がありました。
円形空間場は共感意識による社会を生み出す、不可欠な基礎条件だったのです。
円の集まりでは、人が向かう角度が全て異なっています。
人が円形に集い、全ての人々が円形の中央に身体を向ける時、全員が同一対象へと向かう共感者として意識され、人々の集合意識の焦点がその中央で結ばれることで、深い魂の結びつきを得ていたのです。

円空間場による記憶の伝達
記憶の源は空間にあり、空間に記憶された情報を伝達する文化が、これから日本文明が実現する文化です。
人間は本来、空間と互いに情報伝達することが可能な存在です。
その空間で、例えば踊ることによって、以前にそこで踊っていた人々の感覚や、魂の深い体験のみならず、彼らの高次元の意識をも蘇らせることが可能になるのです。
それで日本人の先祖は「型」、例えば「踊りの型」という超物理的な記憶媒体を作り、その空間で型に従って踊ることで、先祖の叡智の記憶を長期に伝えてきたのです。
その最高のものが円空間場です。
神道が所作で成り立つのも、所作によって祖先の記憶につながるためなのです。
型というもので空間の記憶につながり、必要な情報の全てを伝え合う文化が日本古来の文化の本質であり、それはシュメール神官の叡智でもありました。

「空間場による記憶伝達」
元々日本は、新文明の核「空間場による記憶伝達」文化を保有している

日本の空間伝達の事例:茶道
茶道とは、亭主と客との一期一会の心得を形に表したものだといっても良いでしょう。
亭主は、庭や茶室を清め、床に飾る軸や花、道具の取り合わせなど、端々に気を配ったうえで迎えた客に対して、一碗の茶に心を尽くします。
また客は、その一碗の茶を味わい、亭主の様々な心配りをくみ取ります。
そして、亭主と客の間には、思いやりと敬意が通い合います。
この一期一会の心得は、茶室という空間場の中で、茶道の型を通して伝えられているのです。

日本の空間伝達の事例:道
もともと柔道は、日本古来の武術「柔術」から生まれました。
柔術は技を用いて相手を制する武術です。
嘉納治五郎は柔術を学ぶうちに、単に技術を身に付けるだけにとどまらず、その練習を通して人の生き方、生きる道を示し、立派な人間を育てることが出来る、と考えるようになり、戦う方法であった「柔術」を、人間形成を目指す「柔道」へと昇華させました。
そして、その精神は、柔道場という空間場の中で柔道の型を透して伝えられているのです。
この柔道に限らず、日本の武芸の殆どに「道」が付けられています。
それは日本人が「武芸の本来の目的とは、武芸を極める道を通して、霊性を向上させるのが究極の目的である」と認識しているからです。

日本の空間伝達の事例:俳句
閑かさや 岩にしみいる 蝉の声
この句を、文字通りに理解すると、蝉が鳴いているのであれば、閑かというよりはやかましいのではないか、と疑問に思ってしまいます。
ところが俳句は、その句を詠んだ時の、読み手が感じていた空間の記憶を、読者に伝えているのです。
私は小学生の頃、趣味で昆虫採集をやっていました。
夏の暑い盛りには外へ飛び出して、蝉取りなどをやっていたのです。
この句の場面のように、寺の境内にもよく行きました。
この句を読むと、境内の木に、蝉が沢山止まって鳴いている風景がすぐ目に浮かびます。
そして、暑い日差しと、墓石が放つ、太陽のギラギラした反射光、まさに岩に染み入るのではないかとさえ思わせる、強烈な蝉のジンジンした鳴き声、その蝉の声以外には何も聞こえない空間、そこは宇宙の「無」を感じさせる「閑さ」なのです。
作り手が感じた、現実の世界とは別の次元の「閑さ」を、行間(空間)タップリの簡便な表現(5・7・5の型)を介して、後世の読み手に伝える俳句とは、空間伝達文化そのものではないでしょうか。


